巻き爪とは、爪が足の指の側面に向かって曲がってしまい、爪の先端が皮膚に刺さって痛みを引き起こす状態のことを指します。
主な原因として、足の形状が原因である先天性のものや、過度の爪の切りすぎ、運動不足、靴の選び方の間違い、過度の高いヒールの使用などが考えられます。
巻き爪が進行すると、爪が皮膚に刺さり痛みを伴うだけでなく、炎症や化膿などの合併症を引き起こすことがあります。そのため、早期の治療が重要です。
治療方法としては、まずは適切な靴の選び方や足の運動を行うことが重要です。また、巻き爪の軽度の場合は、綿棒を爪と皮膚の間に挟んで爪を持ち上げ、正しい形状に整える方法があります。重度の場合は手術が必要となることがあります。
巻き爪の予防としては、爪を切る際には爪の形状に合わせてカットすることや、正しい靴の選び方、適度な運動などが挙げられます。また、足の爪や皮膚に異常がある場合は早期に専門医に相談することも重要です。
特に高齢者は、爪や皮膚の老化などにより、巻き爪になりやすい傾向があります。足の爪を自分で切ることが難しくなることが多く、爪の形が変形して巻き爪になりやすくなっていきます。かかりつけ医が対応できる場合は、爪切りをお願いしましょう。